プレジデントスタイルでの連載
「吉村喜彦のin vino veritas(イン・ヴィーノ・ヴェリタス)」
の第3回目がアップされました。
https://style.president.jp/lifestyle/2018/0908_000405.php
第3回目は、ロンドン・ジンの「ゴードン」を取りあげました。
最近は、少量生産で強いこだわりをもって造られたクラフト・ジンが人気ですが、
今回は、定番のジン。
ゴードンです。
マティーニにするとき、
タンカレーがいいとか、ビーフィーターがいいとか、ボンベイサファイアがいいとか、
いろいろありますが、
それぞれのジンによって味わいが微妙に変わってくるのが面白いですね。
お酒も音楽も文章も、ひとによって、それぞれ味わいに微差がある。
そこが楽しいんですね。
子どもの頃、1960年代、自宅にウイスキーがないと、
父がよく飲んでいたのが、ゴードン・ジン。
ジンの、あの松ヤニっぽい香りは、ゴードンで初めて知りました。
それと、あのイノシシの絵。
(ぼくは、ずっと山犬かオオカミかな、と思っていたのですが、
今回、調べて、イノシシだとわかりました)
なんだか獰猛そうで、ゴードンの骨太の味わいに似合っています。
ジン・トニックやレモンを搾ったソーダ割りもいいですが、
ストレートやオンザロックもいいです。
アングスチュラ・ビターズを2〜3ダッシュした
「ピンク・ジン」もほの苦くて、まだまだ暑いこの季節にはぴったりです。