作家・吉村喜彦のホームページ

41種類のリキュールとスピリッツを、
お酒の生まれた土地の歴史や文化をまじえながら、
軽やかに語る、音楽のようなエッセイ。
1杯で1話。
41杯ぶんの、四季おりおりの、お酒のものがたり。
かなりのお酒飲みでも知らない、ちょっとマニアックなリキュールをはじめ、
さまざまなお酒のしゃれた蘊蓄(うんちく)を紹介しています。
美しい写真とともに、ナイトキャップとともに、ぜひ、ご賞味ください。

リキュール&スピリッツ通の本 (Shotor Library)  吉村喜彦

『リキュール&スピリッツ通の本』吉村喜彦

(歌のようなタイトルと登場するお酒)

【春】
花の島の酒(マルティニーク島のラム酒)
沈丁花のように(ヴェルモット)
アンデスにはピスコがよく似合う(ピスコ=南米の透明なブランデー)
透きとおったオレンジ(コアントロー=ホワイト・キュラソー)
スイート・サンセット(カハナ・ロイヤル=ハワイのマカダミア・ナッツのリキュール)
テネシーの月のしずく(ジャック・ダニエル・シングル・バレル)
かなしき春の色(ヒーリング・チェリー・リキュール)

ラム酒

【夏】
五月の風の蒸留酒(オー・ド・ヴィー・ド・フランボワーズ=フランボワーズのブランデー)
みどりの森の秘術(シャルトリューズ・ヴェール)
イタリアの粋(カンパリ)
旅する木の実(マリブ=ココナッツ・フレイバーのリキュール)
ボルドー・アペリティフ(リレ=アロマタイズド・ワイン)
美しい夏のあやうさ(ペルノー)
おとなの苦い朝(アンゴスチュラ・ビターズ)
透明になれないかなしみ(カシャーサ=ブラジルのサトウキビ蒸留酒)
君知るや名酒泡盛(北谷長老・ちゃたんちょうろう)
光の酒・テキーラ(エラドゥーラ・シルバー)
ジンの青い風(ジン)
北イタリアの土の精(グラッパ)
バリの椰子酒(アラック=インドネシアの椰子の蒸留酒)
桃の霊力(ピーチ・リキュール)
地中海のミルク(ラク=トルコのアニス風味のリキュール)

Cocktails

【秋】
檸檬と光と青空と(リモンチェッロ=カプリ島のレモン・リキュール)
奄美は黒い(奄美の黒糖焼酎)
太陽の金の林檎(フランス・ノルマンディーのカルバドス=リンゴのブランデー)
優しきリンゴおばあちゃん(ポモー・ド・ノルマンディー=カルバドスにリンゴジュースを加えて熟成させたもの)
まるい幸せに包まれて(コニャック)
カナダの森で会いましょう(カナディアン・ウイスキー)
愛しのマッカラン(シングルモルト・ウイスキー、ザ・マッカラン25年)
ポーランドの水ちゃん(ズブロッカ)

Akvavit

【冬】
甘い憂鬱の酒(アイリッシュ・ウイスキー、ブラック・ブッシュ)
漂え、貴きものたちよ(ドランブイ=スコッチ・ベースのリキュール)
蘭楽事始(オランダのジン)
鈍色の空にウオツカ(デンマークのウオツカ)
愛のあと(ディサローノ・アマレット)
生命の水(デンマークのアクアヴィット)
チョコレートの誘惑(カカオ・リキュール)
梅酒の味は母ごころ(梅酒)

 

プロデュース:吉村有美子