JR鶯谷駅近くにある居酒屋「鍵屋」は、
江戸時代には、お酒屋さん。
創業、安政3年(1856)。 ペリー来航の3年後。
昭和になってから店で酒を飲ませる角打ちをはじめ、
戦後、居酒屋になったそうです。
以前から行きたかったお店ですが、はじめてお邪魔しました。
緊張感をもって、扉を開けました。
カウンターが8席。小上がりが、4卓16席。
こじんまりとして、とてもイイ感じ。
店全体が、しっとりと温もりがありました。
飲んだビールは、サッポロ赤星。
日本酒は、櫻正宗のぬる燗、菊正宗の熱燗。
女将さんが絶妙にお燗をしてくれます。
しかも、以前から知っているような、人情味のある、あたたかい対応に
ついついお酒がすすみます。
櫻正宗はほんわり柔らかく、
菊正宗はキリッと辛口。
徳利は、鬼平や秋山小兵衛、藤枝梅安が
よく飲んでいる、あのシンプルなかたち。
お皿に載っているのは、合鴨の塩焼き(690円)
品書きの板も年季が入って、すばらしい。
うなぎを串に巻きつけて焼いた「うなぎくりからやき」(570円)もイケる。
煮奴 690円
味噌おでん 610円
煮こごり、サービスしてくれました。
めっちゃ美味しいです。
ああ!
すばらしき茶色の世界。
また、早くお邪魔したいです。