作家・吉村喜彦のホームページ

大井川にかかる「逢来橋(ほうらいばし)」に行きました。

この橋は、世界一の長さを誇る木造歩道橋だそうです。

長い木=長生き、の橋、全長897.4(やくなし=厄なし)m 。
逢来橋1
あいにく、この日(24/2/25)は、ものすごい雨と風。
しかも、橋は工事中。
たしかに、橋板は、けっこう傷んでいました。

江戸のころは、大井川には橋がかからず、
旅人は川人足を頼んで「徒渡り(かちわたり)」でした。
逢来橋2
川人足に肩車をしてもらうか、
料金をはずんで、蓮台(れんだい)で運んでもらうしかありませんでした。

十辺舎一九「東海道中膝栗毛」では、
弥次・喜多コンビが川越賃を値切るなどし、
やっとの思いで川を渡る話があります。
大井川・広重
急流で洪水の多い、しかも川幅が1000mもある大井川。
架橋は技術的にたいへんむずかしく、
その後の維持管理、修繕、改築に莫大な費用がかかるので、
架橋されなかったようです。
逢来橋3

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