作家・吉村喜彦のホームページ

JF全漁連のWEB「Sakanadia」の連載
『ニッポンさかな酒』
今回は、「銚子つりきんめ、と千葉の酒」です。
https://sakanadia.jp/sakana/choshi_tsurikinme/

犬吠埼1
犬吠埼灯台
    *

銚子のキンメダイ。
スローガンは「少なく獲って、高く売る」

豊洲市場では、
「銚キン」とリスペクトを込めて呼ばれています。
犬吠埼2
獲りすぎないよう、漁具の数や魚のサイズ、操業時間を
自主的に制限。
一匹一匹ていねいに扱っています。
つりきんめのぼり
これらの仕事のやり方。
無責任なコンサルなどの力は、一切かりていません。
漁師たちが自分たちの頭と身体で考えだしました。
犬吠埼3

     *

そんな「銚子のつりきんめ」を
銚子の寿司屋では、炙って握ります。
きんめあぶり
塩でいただくと、これがまた上品な脂がのっていて、
たまりません。
きんめすし
甘い香りにつつまれた白身肉がすっと溶けていき、
豊かな味わいが広がります。

     *

合わせたお酒は、
千葉の酒。

「寒菊 OCEAN99シリーズ 
 凪〜Spring Misty 純米大吟醸 うすにごり無濾過生原酒」
寒菊1
やわらかく、すっきり。
ほのかな甘み、引き締まった酸味。
後口すっきり。
寒菊2

微発泡のこのお酒。
早春におすすめです。
銚子電鉄
すいせん

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