作家・吉村喜彦のホームページ

11月30日水曜日午前9時20分~ 午前10時00分

「ニー、ハオブーハオ?(元気でいるかい?)」周興哲
(4分47秒)<SONY 8895358252>
「メイク・イット・ミューチュアル」オリビア・オン
(3分40秒)<GATE RECORDS GTCR-05005>
「ホームランド」アンダ・ユニオン
(4分23秒)<RICE RECORD PPR-23180>
「ハンダン・マギンタイ」ニッキ・ジル
(3分06秒)<EMI TOCT 26198>
「リマ・オラン」マルク・ハワイアンズ
(2分16秒)<POLKA DOT DISC CDR 007>
「ネグリ・オマ」オルケス・ハワイアン・ラメ・ドゥンダン
(6分18秒)<POLKA DOT DISC CDR 007>
「サムワン・ライク・ミー」DJ AKI
(3分27秒)<CJE&M CMDC10831>

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ことしの5月。台北の居酒屋で食べたピータンの料理がとっても美味しくて忘れられません。
もともとピータンは、中国生まれの保存食。
アヒルの卵の殻に石灰や木炭などを混ぜた粘土を塗り、もみがらをまぶして、
甕などの容器につめ、数カ月間保存します。
すると、アルカリが卵の内部にしみこんで、卵白は黒いゼリー状態に、
卵黄は深い翡翠色をした半透明のゆで卵のようになって、固まります。
 割ったときや頬張ったときに、箱根の大涌谷のような、ちょっと硫黄の匂いがするのが特徴。
よく前菜に出てくるのは、ピータンを縦に4〜6等分の櫛切りにして、白ネギを載せ、
醤油とゴマ油をかけたものですが、台北で食べたピータンは違いました。
 台湾の言葉で「お調子者」というニックネームをそのまま店の名前にしている店主が、
「海外のメディアがピータンを世界一まずい食材と言っているのに、
カチンときて作った」という反骨精神から生まれた料理。
カットしたピータンに片栗粉とサツマイモ粉をまぶし、ニンニクとパプリカと一緒に
さっと揚げ、唐辛子とニンニクの自家製たれで味をつけたもの。
この料理、ピータンのふくよかで奥深い味わいが引き出された、絶妙のものでした。
ビール好きの店主が進めてくれた「消費期限が製造日より18日という生ビール」が抜群に合っていました。
 あ〜。今からでも、すぐさま、台北に行きたくなります。
では、台湾歌手のエリック・チョウので「你,好不好(元気でいるかい?)」。どうぞ。
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M1.周興哲「你,好不好?ni hao bu hao How Have You Been?」4:47
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 日本でも「お漬け物」は、ふだんから用意されている、
 いわゆる「常備菜(じょうびさい)」ですが、
 フィリピンにも、同じような「お漬け物」があります。
 パパイヤのお漬け物「アチャラ」です。
 フィリピンのスーパーマーケットに行くと、
いろんなメーカーの瓶詰めの「アチャラ」が
売られています。
アチャラは、熟す前の青いパパイヤを塩水につけたあと、
刻んだ玉ねぎ、にんじん、ピーマン、しょうが、ニンニクなど
といっしょに甘酢に漬けたお漬物です。
 フィリピンでは、チャーハンや肉や魚料理の付け合わせとして登場します。
 日本の「なます」によく似た、甘酸っぱく、さっぱりした風味が美味しいです。
 じつは、日本にも「阿茶羅漬(あちゃらづけ)」というお漬物があります。
れんこん、大根、カブ、にんじん、ゴボウなどの野菜を細かく刻んで、
唐辛子の入った甘酢に漬けたものです。
 南蛮貿易で日本にも伝わってきたとも言われていますが、アチャラコチャラに
「アチャラ漬け」があって、楽しいですね。
では、フィリピンの女性歌手ニッキ・ジルの
「Handang Maghintay(ハンダン・マギンタイ」。お聴きください。
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M4.Nikki Gil(ニッキ・ジル)「Handang Maghintay」     3:06
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Nikki Gil "Handang Manghintay"

Nikki Gil “Handang Manghintay”

プロデュース:吉村有美子