作家・吉村喜彦のホームページ

 さて、最初は、東京都の「かねやん」さんからのメールをご紹介します。

 吉村さんが番組を卒業されると耳にして、
「もっと聞きたかったなあ」と残念に思う気持ちと
「長い間おつかれさまでした」という感謝の気持ちが入り混じっております。
 いろいろな国の、食べ物や音楽のストーリーに耳を傾けるのが楽しみでした。
吉村さんも行かれたと言われていたイタリアの人生観に
「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ(食べて、歌って、愛して)」
というのがありますね。
吉村さんはまさにこれを体現されている!
人や食べもの、そして音楽をもっと愛そうじゃないか、
そんなことを教わった気がしております。
 さて。テーマの「好きな食べもの」。
私は、幼き日々に弟とよく作って食べたホットケーキです。
市販のミックス粉でつくるシンプルなものでしたが、
遅いオヤツに、つい、食べ過ぎて、夕飯がしっかり食べられず
「ご飯前にそんなに食べちゃって!」と母に叱られたのも懐かしい思い出です。
ミニー・リパートンの「Lovin’ You」をお願いいたします。

と、メールをいただきました。
かねやんさん。うれしいメッセージ、どうもありがとうございました。
ミニー・リパートン「Lovin’ You」。では、どうぞ。
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M1.ミニー・リパートン「Loving you」             3:59
 

 
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続いては、東京都の「さみしいキャスパー」さんからのメールです。
 私の好きな食べもの。冷凍庫に常備していないと落ち着かないほど、
アイスクリームが大好きです。コンビニの季節限定ものには特に弱い!
「1日1アイス」だと、さすがに体型に響くようになり、
近頃は控えめを心がけていますが……。
歌詞に出てくる「アイスクリームのお城」という言葉が印象的な、
ジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now」をお願いします。
 人生を歩んでいく喜びと切なさを、
美しいリリック(歌詞)とメロディーに乗せた、大好きな曲のひとつです。

 「さみしいキャスパー」さん。メール、どうもありがとうございます。
 アイスクリームって、甘くて、ひんやりしていて、とけて消えていく、
とってもせつない食べものですね。
 では、ジョニ・ミッチェル「Both sides now青春の光と影」。聴きましょう。
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M2.ジョニ・ミッチェル「Both sides now」        4:33
 

 
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続いては、東京都の「新宿の路地裏」さんからのメールをご紹介します。

 音楽と料理、酒、世界の旅、組み合わせが最高でした。
 ときどき匂いや街の雑音まで感じる!というときもあったりして、
そんな夜は、同じ料理、お酒で一杯ってこともありました。
また、こんな大人の番組、作ってくれたらいいな、と勝手に思っています。

 「新宿の路地裏」さん、ありがとうございます。
こんな「子どものぼく」に「おとな」なんて、かたじけないです。
 つづいては、神奈川県の「たじま」さんからのメールです。

 今週で終了とのお言葉、ただいま呆然自失の状態です。
毎回、私のお料理の世界、行きたい国のリスト、そして音楽の世界は
広がり続けていたのに…(´;ω;`)ウゥゥ
聞いたことのないお料理をまずは想像してつくり、インターネットで確認し、
その差に大笑いするという楽しい時間がなくなるのかと思うと……。
また、近い将来、必ず、吉村さんワールドに連れていってください。
リクエストは、(この曲を聞くと吉村さんを思いうかべちゃいます)
Bruno Mars 「Liquor Store Blues」です。

 田島さん。いつも聴いていただき、ほんとうにありがとうございました。
ぼくの話をもとに、お料理を作って下さっていた方がいたとは。とってもうれしいです。
では、ぼくも大好きなブルーノ・マーズ、「Liquor Store Blues」。どうぞ。
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M3.Bruno Mars「Liquor store blues」            3:49
 

 
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続いては、静岡県の「御殿場のカヨチャン」さんからのメール。

食に対して執着心が異常に強い私にとって、
世界中の美味しいものから変わったものまで、いろいろ食べている吉村さんのお話と
ちょっと「だじゃれ?」のような選曲、もう聞けないなんて本当に寂しいです。
さて、私のもう一度食べたい物は二つあります。
一つは「亡き母の塩むすび」。
ヤケドしてしまいそうな熱々ごはんで作ってくれた塩むすびは最高に美味しかったです。
 二つ目は「亡き祖母の作ってくれた梅ジャム」。甘すぎず、ほどよく酸っぱく・・・
どちらも、もう二度と食べることの出来ない味ですが、決して忘れることのない
私の大好きな食べ物です。
吉村さん、またラジオやってくださいね。お元気で!!

「御殿場のカヨちゃん」さん。どうもありがとうございます。
お母さんの塩むすび、お祖母ちゃんの梅ジャム。美味しそうですね。

 つづいて、兵庫県の「ジェリー」さんからは、
「パパライス」という食べものが好きだと
いう、こんなメールいただきました。読みますね。
パパライス」の考案者は私の父親です。
父は前妻が病気で先立ち、自分で簡単な食事を作ることが多かったのか、
簡単にできる「パパライス」をよく振舞ってくれました。
 器の中でゆで卵を崩し、そこにジャコや鰹節を加え、
温かいご飯を入れて、バターを入れてかき混ぜ、最後に醤油を上から垂らして、出来上がり!
いわゆる猫飯的な感じですが、
その味は一度食べたら病みつきになり、
私はこの「パパライス」をいまだに時々作って食べます。
そんな私が、物心つくかつかないかの時にラジオから流れていたのは、
二人の姉たちが好きだったサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」でした。
私の音楽的原点です。

「ジェリー」さん。おおきに!パパ・ライス。めっちゃ美味しそうですね!
パパのハードボイルドな愛情を感じる一品ですね。
 では、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」聴きましょう。
鈴木順子さん、福岡俊子さんからも、サイモン&ガーファンクルの、
ほかの曲でリクエストいただきましたが、今日は、同じS&Gということで勘弁してください。
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M4.サイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス」   3:07
 

 
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さて、兵庫県の「タラ」さんからは、こんなメールいただきました。

番組が始まってから、ずっと楽しみにしていました。
吉村さんの、「オヤジギャグ入りのトーク」に朝からフフフッと笑ってしまう事もしばしば。
そして音楽のチョイス、とても好きでした。
さて、わたしの一番好きな食べ物。
それは、フランスを代表するオレンジ味の炭酸飲料味の、お菓子のグミ。
少し硬めの食感で、シュワシュワとして、食べだしたら止まりません。
残念ながらまだ日本では発売されていないようです。
1年に1度仕事でParisに行った時は必ず買う、庶民のお菓子です。

タラさん。どうもありがとうございます。
そのグミ、フランスに行くことがあったら、食べてみたいですねえ。

続いては京都府の「アキヒコ」さんからのメールです。

 愛聴番組だったのでさびしいですが、
 きっと吉村さんはまた世界のどこかに旅立たれるのでしょう。
 リクエストは、僕のワールドミュージック熱再燃のきっかけになったラジオ・タリファの
「ルンバ・アルヘリーナ」です。
フラメンコ、アラブ音楽、そして中世アンダルシアの香りがまざりあった音楽が
ラジオから聞こえてくるジブラルタル海峡に近いタリファの町の庶民食堂。
ふと横を見ると吉村さんが「タコのタパス」を食べてたりして。

 アキヒコさん。ぜひ、南スペインのどこかの街で会いましょう。
 では、ラジオ・タリファ「ルンバ・アルヘリーナ」。聴きましょう。
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M5.ラジオ・タリファ「ルンバ・アルヘリーナ」 3:30
 

 
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次は、岡山県の「小泉伸一」さんからのメールです。

 まいど! 吉村さん。卒業おめでとうございます。
好きな食べ物は 何と言っても「なべ」。
三年間単身赴任した秋田の「しょっつる鍋」「きりたんぽ鍋」
いずれも最高でした。
これにまた、秋田のお酒が本当に合うんですよねー。

 小泉伸一さん。おおきに!です。
秋田の鍋って、美味しいですよねえ。日本酒が飲みたくなってきました。
 北海道の「こぼんちゃん」さんからは、鍋にぴったりの食べものを紹介いただきました。

お酒と美味しいものが好きな私たち夫婦は、
おかげさまで、朝の楽しいひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
私の好きな食べ物は、岩内(いわない)町の「たちかま」です。
「たちかま」とはスケソウダラの白子を塩で練り、
ピンポン玉くらいの球状にして茹で上げたものです。
刺身でよし、鍋でよし、バター焼きでよし。
ぷにゅぷにゅ・くりっくりっとした食感でお酒がエンドレス!
北海道でも岩内町だけにしかない食文化です。

「こぼんちゃん」さん。何度かメールいただき、ありがとうございます。
 お二人のお便りを読みながら、気分は、はや、居酒屋です、
 それでは、小泉さんが高校生の時からずっと聞き続けているというリクエスト曲、
キャロル・キング「You’ve got a friend」。どうぞ。
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M6.キャロル・キング「You’ve got a friend」          5:09
 

 
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 さて、今日、最後は、沖縄県の「ダイアン・キミエ・マタヨシ・キートン」さんからの
メールです。

 私の好きな食べ物はオムライス。
 たっぷりとした卵焼きにケチャップをつけて、スプーンをいれるときの幸せは、
 大人になっても変わりません。
 私のレシピは、沖縄のスーパーではどこでも売っているポークと、ピーマン、
玉ねぎのみじんぎり をごはんに混ぜて、ケチャップ、塩で味付け。少し醤油を入れます。
ポークからの味が全体に染みて、そしてケチャップの酸味、少しの甘さがなんともいえない
ハーモニーを出しています。
 数年前のことですが、実家でお昼にオムライスを作りました。
 子供の食事みたいかなあ、と思って、
父に「ごめんね、今日はオムライスにしたよ」と言うと、
「いいよ。ワシ、オムライス大好き!」と意外な答えが返ってきてびっくり。
知らなかったぁ。
父は「若いときに那覇でオムライスを初めて食べた時、
こんなおいしいものがあるのかと驚いたよ」とスプーンを口に運びながら言いました。
オムライスをぱくつく若き日の父を思い浮かべ、何回も作ってあげようと思いました。

 ダイアン・キミエ・マタヨシ・キートンさん。
メール、どうもありがとうございました。
いいお話ですね。
オムライスって、ほんとうにお家で作るものが、いちばん!ですよね。
 では、卵ということで、ウイングスのアルバム「Back to the egg」に入っている
「Baby’s request」を聴きながら、今日は、お別れしましょうねえ。

 ご案内は、吉村喜彦でした。
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M7.Wings「Baby’s request」                2:51
 

 
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(選曲リスト)

「ラヴィン・ユー」
ミニー・リパートン
(3分20秒)
<東芝EMI TOCP-9176>

「ボウス・サイズ・ナウ」
ジョニ・ミッチェル
(4分30秒)
<REPRISE WPCR-1922>

「リカー・ストア・ブルース」
ブルーノ・マーズ
(3分49秒)
<ELEKTRA WPCR-14146>

「サウンド・オブ・サイレンス」
サイモン&ガーファンクル
(3分06秒)
<P.SIMON 25DP 5137>

「ルンバ・アルヘリーナ」
ラジオ・タリファ
(3分30秒)
<NONESUCH WPCR-5593>

「ユーヴ・ゴット・ア・フレンド」
キャロル・キング
(5分09秒)
<EPIC ESCA-7770>

「ベイビーズ・リクエスト」
ウィングス
(2分49秒)
<EMI TOCP-65511>

プロデュース:吉村有美子