五月雨は、旧暦五月の雨のこと。
この6月27日(旧暦 閏五月四日)から29日にかけて、
鮎を食べに、京都に行きました。
今回は、新幹線ではなく、車で往復。
はじめて新東名を走りましたが、とても走りやすい道でした。
用賀インターから新東名、伊勢湾岸道路、東名阪、新名神を経由。
約5時間で、京都東インターで降りて、京都の街へ。
途中、近畿圏の土山サービスエリア(滋賀県甲賀市)に入った途端、
こんなお土産を売っていました。
さすが、関西です。
大津サービスエリアからは琵琶湖と、比叡比良(ひえいひら)の山並みが。
まさに五月雨の旅。曇天です。
さて。
初夏の京都は、鮎と鱧(はも)。
めざすは、京都・銀閣寺道(ぎんかくじみち)交差点近くにある「御料理・中善(なかぜん)」。
むかし学生時代をすごした下宿のすぐそば。
とっても懐かしいエリアです。
2年前に初めて訪れて、こちらで食べた鮎とハモの味が忘れられず、去年も今年もお邪魔しています。
バーナーで、鱧の皮を焦がします。
ほのかにスモーキーな味わい。
ますますお酒がすすみます。
大将の佐々木健人さんのお顔を見るだけで、
作り出されるお料理が美味しいことがわかりますよね。
いろんなお店を訪問して、
大将の顔=美味しさの象徴と確信いたします。
氷の上で冷やします。
美しい盛りつけ。
お酒は、東近江の「喜楽長(きらくちょう)」。
鮎は、長さ10㎝ほど。
頃合いの大きさ。
頭から、いきます。
と、香ばしい鮎の皮のお焦げと、肝の甘苦さが、
口のなかで渾然と溶けあいます。
アフターテイストは、清冽で爽やか。初夏の川の香り。
京都のみどりの雨が似合っています。
この一瞬の美味しさのために高速道路を駆けてきた甲斐(かい)がありました。
五月雨のころは、京都で鮎を、ぜひ。