「あなご」を得意とする割烹料理「旬菜和房はっけい」に行きました。
場所は、白金(しろがね)。
料理長は、お寿司屋さん出身。
修業時代に「あなご」をさばくのが得意だったそうです。
ご夫妻でお店を営まれています。
「あなご」の仕事って、ほんと難しい。
ミシュラン三つ星などの寿司屋さんに行っても、
「あなご」が土臭かかったことって、けっこうあるんです。
そのたびに、がっかり。
でも、こちらの「あなご」は、素晴らしい!
あなごの刺身、初めて食べました。
煮あなご。抜群です。
こんなに美味しいあなごは食べたことがありません。(お世辞ぬきです)
スフレのようなふわふわ感と、何と言っても、タレ(つめ)がすごい。
醤油と日本酒、味醂がベースになっているようで、
甘辛く、上品で、しかも、ほのかな苦みがきいています。
あなごのエキスがたっぷり入った煮汁を、弱火でコトコト煮つめたタレです。
18年間注ぎ足したものだそう。
焼きあなごも美味しい!
「しゃぶしゃぶ」は初めて。
お鍋にぎっしりと金胡麻が敷き詰められたように浮いていて、
まずアピアランスがグッド!
この胡麻の味が、穴子にばっちりなんですね。
穴子のしゃぶしゃぶは、鱧すきよりも、あっさりとして、でも、滋味深く、上品。
この「ほどの良さ」が、穴子のキャラクターなんでしょうか。
最後の雑炊も素晴らしい。
やはり、(ふぐをはじめ)鍋物は、雑炊のためにある、と再確認しました。
また、穴子、食べに行きた〜い!