プレジデントスタイルでの連載
「吉村喜彦のin vino veritas(イン・ヴィーノ・ヴェリタス)」
の第2回目がアップされました。
https://style.president.jp/lifestyle/2018/0818_000349.php
in vino veritasとは、「酒に真実あり」という
ラテン語の格言です。
第2回目は、フランスのリキュール「ペルノ」
を取りあげました。
ペルノは、薬草系のリキュール。
最初に飲んだときは、ちょっと歯磨き粉みたいな味で、
びっくりしました。
アニスやスターアニス、コリアンダー、オレガノなど
15種類のハーブが、爽やかな味わいを生みだしています。
美しく澄んだ黄色の液体は、
水で割ると、ミルキーなイエローに変化します。
色の変化も、とっても不思議!
なぜ白くなっていくかといえば───
アルコールの溶けこんでいたオイル成分が、
水には溶けにくいので、膜ができて、乱反射するので、
白濁するそうです。
ペルノと水の比率は、5:1が定番だとか。
モルディブに行ったときに、
友だちになったスペイン人が、太陽が輝く午後に、
海を眺めながら、ペルノの水割りを飲んでいたのが、めっちゃカッコよくて、
以来、「夏のペルノ」にはまりました。
ソーダ水で割っても、より爽やかになっていいです。
地中海周辺では、
ギリシアのウーゾやトルコのラクなど
アニス系の香りのリキュールや蒸留酒が人気。
そのエリアの人の好きな香りというのが、きっとあるんでしょうね。