プレジデントスタイルでの連載
「吉村喜彦のin vino veritas(イン・ヴィーノ・ヴェリタス)」の第4回目は、
バカルディの8年熟成ラム「バカルディ・エイト」
https://style.president.jp/lifestyle/2018/0913_000411.php
バカルディのラムを置いていないバーは
世界中どこを探してもない、と言われるくらい、
このブランドはバーの必須アイテムになっています。
バカルディは、世界最大のラム酒メーカー。
スペインからキューバへ移住してきたバカルディさんによって、
サンチャゴ・デ・クーバで創業されたそうです。
その後、キューバ革命によって
1960年にバカルディは、本社をバミューダに移転しました。
チャコール・フィルタリング(木炭濾過)をしているので、
するすると飲みやすく、洗練された味わい。
まろやかなラム酒になっています。
チャコール・フィルタリングといえば、
ジャック・ダニエルもそうですね。
バカルディのシンボルは、「こうもり」。
ラッキー・バットと呼ばれ、「幸せの象徴」なんだとか。
かつて、サントリーのサラリーマン時代、
バカルディなど輸入酒の宣伝を担当していて、
そのことを知りました。
結婚して、住まい探しをしていたとき、
多摩川沿いに、たくさんの「こうもり」が飛んでいました。
「ここは、きっと、ラッキー・プレイスだ」
そう思って、この土地に住もうと決めました。
バカルディの「こうもり」が頭に浮かんだからです。
ラムは、だいたい3つのタイプに分かれます。
琥珀色をたたえた重い風味のダークラム。
透明ですっきり軽いホワイトラム。
ダークとホワイトの中間のゴールドラム。
バカルディ・エイトは、ダークラム。
オンザロックやストレートがおいしいです。
冬には、ホットもいけます。
8年熟成で、香りも味も深みがあります。
ウイスキーもおいしいけれど、
琥珀色の系統で、ちょっとトーンを変えて飲みたいというときに、
ダークラムやゴールドラム、お薦めです。
秋の夜長に、けっこう合います。