作家・吉村喜彦のホームページ

3月10日から、
雑誌「地域人」で、「港町ブルース」という連載がスタートしました。

「地域人」は月刊誌で、地域創生のための総合情報誌。
(毎月10日売り)
大正大学・地域構想研究所から出版されています。
地域人43号
連載開始
編集長は、「SPA!」や「婦人公論」などの編集長を歴任された渡邊直樹さん。
連載見開き

「港町ブルース」は、
知恵をしぼって、魚を獲って売る漁師をたずねて、 
日本全国の港町をたずねるシリーズ。
岸和田・兄弟船
もちろん、毎回、おいしいお魚が登場します!
初回は、食べものは、大阪・岸和田の生シラス丼。
生しらす丼
(写真は生シラスと釜揚げシラスのハーフ丼)

シラスやイワシをとる漁師が、
商売のやり方を根本的に変え、収入アップにつながったという話。

ぼくが生まれたのは、岸和田のすぐ近くの泉大津という街。
1960年代のアタマまでは、白砂がひろがり、海水浴に行ったり、アサリをとったり。
そのころの大阪湾が、ぼくの心の原風景。
岸和田港を出る漁船
でも、高度経済成長とともに、
海はどんどん汚れ、埋め立てられ、
大阪湾といえば、汚い海の代名詞になって・・・・・。
岸和田・運搬船
ところが、
今回、岸和田に行ってみて、びっくり。
大阪湾はとてもきれいになってました。

そんな大阪湾でがんばる岸和田の漁師たちは、とっても元気。
「だんじり」でつちかった団結力が、漁業の変革にもつながったよう。

岡修さん
岡修(おかおさむ)組合長は、めっちゃオーラのあるひとで、
演歌の歌手もやってます。
鳥羽一郎と大の友だちで、
「泉州春木港」は、組合長のお父さんがモデルだとか。

とにかく「生シラス丼」(800円)。めっちゃ美味です!
生しらす丼
あふれんばかりの生シラスの真ん中に生卵。海苔とネギがぱらり。
生シラスを口に含むと、ぷりんぷりん。
一匹一匹にしっかりと張りがあって、個をを主張してます。

シラスそのものに「うま味」たっぷり。
目玉の苦みもシュッとすがすがしい。
ひとくち噛むと、ぷちっと身がはじけ、かすかに甘い。
まさに、これが、大阪の海の味!
いわしきんちゃくん

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