5月の連休直前。
渡し船に乗りたくて、久々に大阪に行きました。
大阪市内には、いま、8つ渡し船の航路があるそうです。
ぼくらが乗ったのは、「甚兵衛渡し」という尻無川(しりなしがわ)を
渡る船。
港区の福崎(ふくざき)と大正区の泉尾(いずお)を結んでいます。
100メートル足らずの川幅を1分ほどで渡ります。
乗船料は、無料。(大阪市が運営)
通勤通学のひと、病院に通うひと、買い物にいくひと・・・
それぞれの目的で、この船に乗ります。
たった1分の船旅ですが、
川風がとっても気持ちいい。
水鳥が飛び、魚も川のなかで跳ねたりしています。
大正区は、沖縄出身のひとがたくさん住む街。
戦前には、あの嘉手苅林昌(かでかる・りんしょう)さんも住んでいた、
とインタビューしたときに、おっしゃっていました。
たしか、北恩加島の製材所で働いていたとか。
林昌さんも、この渡しに乗ったのかな?
やはり、大阪は「水の都」やなあ、と思いました。