和歌山社会研究所の雑誌「21世紀WAKAYAMA」
に寄稿させていただきました。
タイトルは、『エル・スール〜南へ』🌺
少年の日に、南海電車の南紀直通特急を見ながら、
まだ見ぬ「南」(和歌山)へ思いを馳せていたこと。
やがて、紀州出身の作家・中上健次さんと知り合い、
毎晩新宿二丁目で酒を飲み、『枯木灘』の舞台に連れていってもらったりして、多大な影響を受けたこと。
中上さんとの出会いが作家への道だったこと。
(そのとき、同時に、やはり「兄」のような存在だった新井満さんと出会いました。満さんのご逝去、ほんとうに残念です)
中上さんと沖縄料理屋で泡盛を飲んだこと、韓国のパーカションバンド「サムルノリ」を紹介してもらったこと・・
そんなこんなが、南へ(バリ島、沖縄、シチリアetc.)、
ボーダーへの道だったこと───。
などなどを書かせていただきました。
熊野の光と影が、その後の人生を大きく左右しました。
ほんとうにありがたいです。
感謝の思いをこめて。