作家・吉村喜彦のホームページ

昨日、金聖雄監督の『オレの記念日』上映会後、
監督とふたりでトークいたしました。   @ポレポレ東中野
キムとぼく1
金監督とぼくは、同じ大阪生まれ。
ことばのもつ体温やリズムが似ていて、話していて、とても落ち着きます。

無実の獄中生活29年の主人公・桜井昌司さんは、塀の中で、日記や詩を書き、うたを作りつづけました。
オレの記念日ちらし
トークは、桜井さんがいかに言葉と格闘して生きてきたかという話が中心になりました。
キムとぼく2
言葉(嘘や強制による自白)によって人生を翻弄された桜井さんは、
毎日毎日、言葉を紡ぐことで、ブラックホールから必死に這い上がろうとしてきたのだと思います。
コメント
トークの後は、半年ぶりに会った金聖雄監督とワインを飲みました。
すばらしい映画の後のワインは、白も赤も美味しくて、するするとのどを流れていきました🍷
キムとぼく3
キンモクセイの香りに包まれた、しっとりと深い深い夜でした。

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