以前から行きたかった「丸千葉(まるちば)」という居酒屋に行ってきました。
場所は、日本堤(にほんづつみ)。
吉原の大門(おおもん)の近くです。
三ノ輪や南千住の駅から歩いて15分。浅草駅からも25分。
ひじょうに不便なところにあるのです。
今回は、三ノ輪から歩いて「丸千葉」を目指しました。
と、土手通り(かつての日本堤)を歩いていると、
あしたのジョー=矢吹丈(やぶきじょう)の像が。(日本堤1丁目32−3)
そういえば、ジョーの属した「丹下拳闘クラブ」は泪橋にありました。
* * *
矢吹丈とわかれて、10分後、「丸千葉」に到着。
サッポロの赤星か生か迷って、けっきょく、生ビール小をオーダー。
初かつおとまぐろの刺身。
コロッケ、串カツ。ホタルイカ。
女房は青森の桃川の濁り酒。ぼくは、日本盛の燗酒。
しめ鯖、うなぎ肝。
剣菱、白ハイボール、ウイスキーハイボール、ウーロンハイ。
フィンランドからの観光客夫婦があかるい性格で、店の客の人気者に。
土地の爺っつぁん(とっつぁん)と仲良く乾杯。みんな、盛り上がります。
店の大将は、「やっちゃん」というそうです。(周りの会話から)
にこにこと明るく爽やかな客さばき。
ほんとうに見事。
会計をすまして、帰るときも、
「また、来てね」と気さくに言ってくれます。
東京下町の居酒屋でも、いま、なかなかこういう大将がいません。
食べものすべて美味しく、大将やおねえさんのコミュニケーションや
オペレーションの良さ。
ほぼ満点の、すばらしいお店でした。