秋になると、なぜかローリング・ストーンズの「アンジー」を聴きたくなります。
日本での発売が1973年8月末で、秋に流行ったからかもしれません。
キースのアコースティック・ギターが素晴らしいのは言うまでもありませんが、
あのリリカルなピアノが、秋の、もの寂しい感じにぴったり合っています。
ニッキー・ホプキンスの名前を知ったのは、ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」ででしたが、
なんと同じひとが「アンジー」のピアノもプレイしているのでした。
その後、いろんな曲で、誰が何を担当しているのかを知りたくなってくると、
しばしば、ニッキー・ホプキンスの名前が出てきました。
ローリング・ストーンズ
「She’s a Rainbow」
「Sympathy for the Devil
「Gimme Shelter」「Sister Morphine」(1970年)、「Tumbling Dice」など
ジョージ・ハリスン
「Give Me Love」など
リンゴ・スター
「Photograph」
そんなニッキー・ホプキンスが、誰とどこで仕事をしてきたかを追いながら、
かれの音楽人生をさまざまな人のインタビューで構成した映画作品
「セッションマン」を観ました。
(「ピーターバラカン音楽映画際2024」)
ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ビル・ワイマン、グリン・ジョーンズなど
錚々たる人びとの証言がおもしろい。
ニッキー・ホプキンスは、ショパンの生まれ変わりだと
確信していた、という話が、ことに印象に残りました。