作家・吉村喜彦のホームページ

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
を観てきました🍀

ボブ・ディランがニューヨークに出てきてから、
1965年のニュポート・フォーク・フェスティバル

(エレクトリックギターのディランは、
 フォーク原理主義の一部の聴衆からブーイングされる)

までを描いた映画🎥
名もなき者
     *

主演のティモシー・シャラメが、ディランそっくり。

眼つき、歩き方、発声の仕方など、
ものすごく研究したんだろうなあ🥰

ジョーン・バエズを演じたモニカ・バルバロもいい。
本人より、ずっと美しい感じ。
歌もうまい🌺

(ティモシー・シャラメも、じつにディランぽく歌っていて、
ディランよりも塩辛声でない)

      *
ボブディラン

最初にボブ・ディランが入院中のウディ・ガスリーに会いにいくシーンもなんだか鳥肌が立ちました。

ベッドサイドにはピート・シーガーがいて、
「おおっ、この三人が!」と
大鵬、柏戸、玉の海が並んでいるような感動🌳

      *

ディランを見出して、音楽シーンに導いていったピート・シーガーとの出会いと別れも、
なかなか胸にきました。

ディランに対する、ピート・シーガーの微妙なこころの動き。
素晴らしく演じられていました。

     *

ピート・シーガーはディランにとって、ありがたい先輩。

ひとはとっても良くて、歴史や社会への考え方もしっかりしてる。
だけど・・・・。
この人とは一緒の方向には歩いていけない――。

そういう先輩っていたなあ🍂
そんなこんなを思いつつ、観ました。

     *

しかし、ボブ・ディランて人は、
ひと筋縄でいかぬ、何を考えてるんかようわからん、
ヘンコな兄ちゃんやったし、
いまも、ヘンコでありつづけるおっさんやと
思いました。
(でも、カッコいいよ)

とにかく、これ、必見の映画です。
タイミングがあえば、ぜひ🪷

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